神奈川県気功太極拳倶楽部(神奈川県太極拳連合会)

中国武術研究院 横浜武術院 神奈川県気功太極拳倶楽部は、アフターコロナ時代に応対した活動を行っています。 「上海復旦大学武術協会 日本本部」として普及活動を展開しています。本格的な中国武術大会の「武術ジャパンカップ大会 伝統中国武術大会」を運営していました。お問い合わせは「横浜武術院HP 」www.yokohamabujutuin.sakura.ne.jp によろしくお願い致します。

四時養形法

黄帝内経による養生」

 

”未病を治す”

 

現代を思うと、多くの人々は様々な「病」を発してから、気付き治療にあたる、ということ です。

最近の世の中を見ると多くが健康不安を抱え、病疾患にかかることを恐れています。


中国最古の医学書黄帝内経にある有名な言葉「未病」の概念です。

「聖人は既病を治すのではなく、未病を治す」

長き歴史を有する予防医学の考え方と実践方法は、究極の心身活性化方法であり、

今後は、より重要視される時代が訪れることになるでしょう。


春季養形法

3か月:立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨

季節:春 活性化すべき臓器:肝臓と動作の関連

春、陽光が強くなり、明媚な景観を感じられる。

空気は清らかに新しくなり 暖かい風は面を払う。

花は咲き 万物が新生勃発する時候。 養生の道。

「嘘:xu」字功


夏季養形法

3か月:立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑

季節:夏 活性化すべき臓器:心臓と動作の関連

夏季は農暦で立夏から立秋の前日までを謂う。

三ヶ月を包括すれば、立夏小満芒種夏至小暑大暑である。

天と地が交わり、万物の華、果実が育つ。夜に臥し 早く起きるのが良い。

天の力は剛強で厭う心地も出てきやすい。日を用いて干すのは良い。

「怒り」の情緒が現れやすい、落ち着いた心地が大切である。

夏をうまく活かせるかどうかで一年が決まる。養長之道を知るのによい。

「呵:he」字功


秋季養形法

3か月:立秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降

季節:秋 活性化すべき臓器:肺器と動作の関連

秋の三ヶ月は平らかではあるが、時に天気は急変する。

地の気は未だ明るさがある。早寝早起きが良い。安寧な情志が大事である。

暖かさは季節が進む毎に弱まり、神気は収斂していく。

意識呼吸を行いながらで夏から来ると。肺を清らかに保ちながら秋は養収を考える。

晩秋から、初冬、厳寒の真冬時期でも肺機能が良好で、血液の質も血管の働きも強くなり、冬に起こり易い病は秋期で体質づくりがどなたでも可能な季節。

「口四:si」字功


冬季養形法

3か月:立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒

季節:冬 活性化すべき臓器:腎臓と動作の関連

冬の三ヶ月は閉蔵の時である。水は凍り、地は堅くなる。

陽射しはだんだんと力を収めていく。早寝遅起きが良い。

日光を待ち、私意よりは自然の流れを重視する。

寒気を避け、暖気を求める。皮膚の養生が大事であり、

「意守」を用いて過ごすのが養蔵の道である。

方法を誤ると腎を痛め、春に影響が出る。

「吹:chui」字功