養生十八法とは
呼吸八法と養生十八法は、中国４千年の長い歴史の中で、伝来されて来た健康法で、およそ紀元前５００年頃には行われていた歴史の記載（荘子 刻意偏）にある最古の心身鍛錬法の「導引術：吐納導引」を意識呼吸運動を呼吸八法、全身の活性化を行う現代でいうストレッチ体操を養生十八法として、古くも新しい：温故知新的な中国式体力強化運動です。
これは体力強化方法として、全身の姿勢筋や抗重力筋を鍛え、関節をやわらかくできる。そして臓器を揺らす動作効果で、胃を丈夫にし、消化機能を高め、内臓における疾患を予防し、意識呼吸法における肺機能の強化動作で、ぜんそく、気管支炎の体質改善にも大きな効果があります。
中国には、各種の導引術（気功）、太極拳、武術などの体力鍛錬法が多くありますが「呼吸八法」「養生十八法」は、それらのすべてに共通する体の部位を合理的に活性化できる運動で、簡単で誰にも行える動作で出来ています。
また運動量は、すべて高低強弱と調節が行えることで、身体に自信のない方でも気軽に行えます。
どなたでも１回行えば、すぐに快適な運動効果を実感出来、長く続ければ続けるほど更なる効果が発揮されるので、身体のしくみやはたらきを理解しながら、継続して行くと、人間の身体への理解も深まり、心地よく感じられる実感から安心感が得られるようになり、体力もついて、日々の練習にも楽しさが生まれます。
そして、それから身体に自信や信頼が出てくれば、各種の導引術（気功）、太極拳、武術などの体力鍛錬法もできるようになることで更なる心身の発展も感じられるようになります。
「呼吸八法」「養生十八法」を行い 健康効果を挙げることで、日々の生活にも充実感が高まり、活力を生み、学業や仕事の能率を上げ、現代社会の中でも楽しみ多き人生を満喫される方々が多く増えていくことを念願としております。
※養生十八法 呼吸八法は、以前に私が１９９８年に馬王堆導引術４４式を学び、２００１年にスポーツクラブの指導用にと総編したオリジナル気功体操プログラム”養生導引操”を、新しく（一社）全日本太極拳連合会と連携し普及指導用資料も制作し、オリジナル健康プログラムとして更にレベルアップしてリニューアルした内容です。
呼吸八法（意識呼吸動作８種）
呼吸法 （２種）
（１、口～口 ２、口～鼻 ３、鼻～口 ４、鼻～鼻）
１、胸式呼吸法：胸郭の広がりを意識した呼吸動作
２、腹式呼吸法：横隔膜の広がりを意識した呼吸動作 ２種
双推掌 シュアントゥィジャン （手法４種）
（鼻～鼻）
３、双推掌 シュアントゥィジャン 正面
４、左双推掌 ズゥオシュアントゥィジャン 左
５、右双推掌 ヨゥシュアントゥィジャン 右
６、頂肘 ディンジョウ 左右肘打ち
７、弾腿 タントゥイ つま先蹴り （大腿法 ２種）
８、托雲震石 トゥオユンジェンシー 足の裏蹴り
養生１８法
１、立式 意識呼吸法 胸式呼吸法 ４種
（①口～口 ②口～鼻 ③鼻～口 ④鼻～鼻） 腹式呼吸法
２、瞑目存想（瞑想）
３、転頭 ジュアントゥ 首回し ２種
４、提膝挽花 ティシー ワンホワ 腕回し 片足立ち ２種
５、陰極陽生 インジー ヤンシェン 左右腕振り
６、転腰 jジュアンヤオ 腰回し
７、転膝 ジュアンシー 膝回し
８、活腕 ホワワン 手首回し 活踝 ホワホワ 足首回し
９、伸腰 シェンヤオ 背筋・首筋伸ばし
１０、陰陽交合 インヤンジャオフー 脇腹伸ばし
１１、燕飛勢 イェンフェイシー 全身螺旋ひねり
１２、揺腕 ヤオワン 腕揺らし
１３、伸臂 シェンビー 両腕伸ばし
１４、引背 シェンベイ 背筋前後揺らし
１５、活肩 ホワジェン 左右肩揺らし
１６、波浪勢 ボーランシー 背面導引
１７、仰呼 イァンフー 前面導引
１８、通天採気 トンティエンツァィチー 全身回し
